フラワーホーン
フラワーホーンは中南米のシクリッドである、フラミンゴ・シクリッドとトリマクラートゥスの人工的な交配によって偶然誕生した魚です。
日本には2001年6月に、初めて輸入されました。
フラミンゴ・シクリッドの特徴である額のコブと、トリマクラートゥスの特徴である無数の黒いスポットを持つフラワーホーンは、今や観賞魚としてはアロワナと同等の人気があります。
フラワーホーンのコンテストも2002年から毎年、さまざまな場所で行われています。
フラワーホーンの特徴
☆非常に飼い易い魚
フラワーホーンは30cm程度まで成長しますが、狭さによるストレスを感じにくいため、一般的な60cm水槽でも飼育できます。
水質にはうるさくなく、カルキ抜きした水道水で大丈夫です。
水温は30℃に設定し、換水は水槽サイズにもよりますが、週1回3分の1程度が目安です。
餌を良く食べる魚なので、換水は多くするに越したことはありません。
水槽には障害物や底砂は入れないのが一般的です。
餌は基本的に何でも食べ、フラワーホーン用の人工飼料、肉食魚用の人工飼料、冷凍飼料(ディスカスハンバーグや冷凍赤虫、ピンクマウスなど)、生き餌(メダカ、金魚、甲殻類、昆虫類)などがあります。
餌を食べ過ぎる傾向があるので、与えすぎには特に注意します。
病気にはめったにかからないといわれています。
もし、なんらかの病気にかかったとしても、魚病薬には強いので薬による治療が可能です。
▲混泳は難しい
フラワーホーンは気性が荒く、混泳には全く向きません。
とくに同種間では激しく争うので、単独飼育が基本です。