メダカの仲間
日本人に馴染み深い魚で、観賞魚としても長い歴史があります。
メダカの仲間は繁殖が容易で、特別なことをしなくても繁殖させることが可能です。
なかでも卵胎生メダカの仲間は、卵ではなく子どもを出産するという繁殖生態で、繁殖行動を身近に観察できます。
カラシンの仲間
カラシンの仲間は実に多彩で、3cm程度の小型種から1mを越す大型種まで、非常に種類数の多いグループです。
観賞魚の世界で古くから親しまれ、なかでも魅力的な小型魚の多くが属するテトラの仲間は、圧倒的な人気を誇ります。
大型種ではピラニアやペーシュ・カショーロなど、牙魚と呼ばれるマニアックな魚が多いのもこのグループです。
コイ・ドジョウの仲間
コイ科の仲間は丈夫で飼い易い種が多く、初心者におすすめです。
飼い込むと非常に美しい発色を見せる魚も少なくないので、深い色彩を楽しむには最適な種類です。
価格も安価なものが多いのも魅力です。
シクリッドの仲間
熱帯魚の代名詞であるシクリッドの仲間は、ディスカスやエンゼル・フィッシュなど、世界的に名前の知られている魚が数多くいます。
多くのシクリッドはペアを作り、卵や稚魚を愛情深く育てることが多く、ディスカスは体表からミルク状の分泌液を出して稚魚に与えるなど、おもしろい生態も人気の一因になっています。
熱狂的なマニアが多いのもこのジャンルです。
アナバス・スネークヘッドの仲間
迷宮器官(ラビリンス器官)と呼ばれる補助呼吸器官を備え、直接口から空気を吸って酸素補給をすることができるのが最大の特徴で、ラビリンス・フィッシュとも呼ばれています。
繁殖生態もおもしろく、泡巣を作って子育てをする仲間もおり、バブル・ネスト・ビルダーと呼ばれています。
ナマズの仲間
ナマズというと地味な印象を受けますが、熱帯魚の世界ではその数の多さからバラエティにとみ、人気のジャンルです。
ナマズの仲間は2000種を超えるといわれ、淡水魚の半分に相当する数です。
ナマズといえども、美しい種もかなり存在します。
レインボーフィッシュの仲間
もともとは海産起源の魚ですが、現在知られている種類のほとんどは海水を必要とせず、純淡水での飼育が可能です。
虹のような美しい体色を見せてくれる魚たちが多く、マニアに愛されている。
古代魚・大型魚の仲間
アロワナに代表される大型魚の多くは、体力があり丈夫で飼い易く、人にもよく慣れます。
大型の古代魚はダイナミックで美しく、人気も高いのですが、長く飼育していくには大型水槽の設備を整えることが前提となります。